眼球越しの私の世カイ

自分越しの「世カイ」の話

いつか迫られる選択

前回に引き続き、エヴァに絡めて話します。

 

kailyokota.hatenablog.com

 

 

エヴァンゲリオンと言うアニメを通してすげーなーって感心させられる部分はいっぱいありますが、ストーリー面(設定?台本?)でいうと、やっぱり人類補完計画っていう設定の発想は度肝抜かれました。

 

最初にまともにエヴァを見たのは小学生のときかな?

ただのかっこいいロボットアニメっていう印象でした。

あんま細かいとこの意味はわからんかったけど、意味わからんなりに「使徒っていう敵が来る、エヴァっていうロボットに乗って戦って倒す」っていうシンプルな対立構造を楽しんでたと思います。

 

そこから時は流れ、、、

思春期を経て、様々な悩みや葛藤を経て、経ては経て、経続けた結果、21になりました。私も、経たなあ〜。

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そうして色々経た自分が久しぶりにエヴァに帰ってきたらやっと意味がわかった部分とか、腑に落ちた部分がかなり増えていて感動したんです。

 

自分の中のどういう知識や考えが、人類補完計画に共鳴したのか、書きますね。

今回は、いつもの小っ恥ずかしい思想とかじゃなくてただの面白い話にしたいなあ。

 

じゃあまず人類補完計画を説明する前に、生物について。

生物って色々いますよね。

ヒト、犬、猫、鳥、虫、魚、、、、、、もっと細かく分類できるけど。

それらのすべての「種」には決まった2通りの終わりのシナリオ(運命)があります。

つまり人間にもいずれ訪れるものです。

 

それは、進化絶滅

要するに今存在する全ての「種」は進化を選び形を変えて生きていられているわけですね。すごーい。

 

で、どうやらその運命の選択は、大体ですが、20万年に一度のペースで迫られるらしいです。(詳しいこと調べればいくらでも揚げ足取れるほどざっくりした情報)

20万年のスパンで一つの種は滅びるか進化していく、と。

恐竜とかもそうなんかな、多分。

 

ほんで、どうやら我々の種であるホモ・サピエンスは種が確立してから約20万年が経とうとしてるみたいです。

ぼちぼち20万歳の誕生日なんです。

我々もだいぶ経ましたね〜。

 

この長沼毅さんって人の話の受け売りです。

文系脳でも理解しやすくて簡単にロマンを感じられる話を展開してくれるんで結構おもろいです。

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この話を始めて聞いた時、やべえって素直にそう思いました。

で、この先生が言ってるように、俺らは考えて選べる唯一の種なんやから考えてみよう、と。

 

結果俺がたどり着いたのは、「自分たちの力で進化するしかない」

でした。

自然が俺たちを作り出し、知恵を与えた。

なら、俺たちの起こす行動は全て自然の一部です。

人為=自然の一部

です!環境破壊は、自然が生み出したものです。

 

とすれば、人間の持てる技術と知恵で自分たち自身を進化に導くのは何もおかしくないんじゃないかと、そう思いました。

 

ぶっちゃけ「医療」なんてほぼその領域です。

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じゃあどんな存在を目指すのか。

どうせならもう争わずに分かり合える存在がいいよなー。

理性と本能の同居とか、矛盾を抱えて生きるとか、嫌いは好きの裏返しとか、そういうめんどくさい今の自分たちを、どうすれば争わずにより優れた種にできるのか。。

 

一つは人工知能を取り込むことです。

さあどんどん胡散臭くなってきたよ。

 

でも冷静になって考えて見たら、人間のめんどくささとか非合理性ってやばない?

最終的には命を奪う能力をチラつかせてお互いに牽制しあってバランスをとることでしか共存できない。

無能やん。

全然知的じゃない生命体です。

 

その点人工知能はどうかというと、ま、よくはわからんのですけど、

どっかの時点で人間の知能を越すと言われています。(超知能、知能爆発、シンギュラリティ、、、、、ってやつ?)

よくわからんなりに、シンギュラリティが起こるってことはこれまでの産業革命とは比にならんほど強大な力を前にするってことやと思うし、それらとの共存、もっというと融合、進化があってもいいんちゃうかなーって思うわけです。

 

でも実感が湧かんしな、所詮SFの世界の話なんかなー

なんて思っていた自分にしっくりきたのがエヴァンゲリオン人類補完計画です。

 

人類補完計画とは

これ以下はすべて俺の解釈です。ガチ勢の方、いじめないでください。

 

エヴァの世界では、人間は皆ATフィールドと呼ばれる他人と自分を隔てる心の壁を有しており、それによって人としての体をなしています。

ATフィールドが崩れると(死ぬと)人はLCLっていう汁(色々あって生命がなかった頃の地球の海に充満していた生命の源のスープ)と魂に分離します。

 

で、俺の解釈では、人類補完計画っていうのは、

全人類をまずぶっ壊してそれらのLCLから誕生した新たな器に、分離したすべての魂を集約して一つの新たな生物として進化するってことやと思います。

 

だからそこには自分も他人もなくて、自分の価値ガーとかあいつの心の壁ガーとかで悩む必要もないんです。

全人類のお互いの魂がお互いの魂を「補完」し合ってるから。

 

俺が想像してた、人為的な進化の一つのモデルなんです。

しかも他人と本人っていう概念がなくなることで感情的な部分でのあり方も大きく変わるっていうとこがミソですね。

それでも「あなたがいて僕がいて」っていう世界を選ぶのか、みたいなとこで作品の深みを助けてます。

すげーなあ。

 

この、人類補完計画の前提になる、「人の体は魂の器説」みたいなんも、死んだらどこいくんやろうってのを考えまくって思ってた一つの答えに近かったからめっちゃ収まり良く、スッキリする。

 

グダグダしてきましたね。

こんなぶっ飛んだ話じゃなくてもいつか迫られることに変わりはないと思いますし、解決しなあかん問題はなんの悪気もなく生きてるつもりでも山積みです。

 

何より、やっぱ知的好奇心をくすぐられんのってワクワクしません?

 

っていうそれだけのことです。そう。

「おもろいだけ」ってことへの憧れが強い。

 

エヴァについては、色々言われてるラストシーンについての解釈とか、結局何が伝えたいんやろうとか語りたいことは後を尽きんのやけど、ひとまずは今回のこれで終わります。

 

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じゃあ今日はもう疲れたんで経ます。おやすみ。