眼球越しの私の世カイ

自分越しの「世カイ」の話

フランクフルトに行ってきた話

ドイツに来てなんだかんだでもう9ヶ月ちょっと。

目標だったバイトも始めてから4ヶ月弱。

語学学校も含めて、生活には慣れてしまったけれど、僕が必要なのは資格でもなんでもなく、経験だ。と思い立ち、学校はやめることにしました。

その代わり、空いた日にはなるべくいろんなところに行き、いろんな人と喋り、習慣や惰性から抜け出す努力をしようともがいています。

お店のお客さんと話す機会も増えました。

 

大前提として今年は座る時間と横になる時間を減らすこと。

本を読んだり、写真を撮ったり、日記を書いたり、まあそれなりには充実していると思います。

最近はいろんな喫茶店に行ってカプチーノを飲み比べることにはまっています。

全然味の違いはわからないけど。

 

そんなわけで、バイトは基本的に平日だけなので土日を利用して、フランクフルトという街に行ってきました。

受験期に同じ予備校に通っていて今同じ大学に行っている友達もいたので、正直なところ彼に会いにいったようなものですけど。

あの頃は全く話さなかったし、「横田くん」と呼ばれていたような距離感のある関係だったのに、まさか異国の地で二人きりで会うほどの関係になるとは思ってもいませんでした。

 

話は戻ってこれはフランクフルト中央駅です。

今回も例に漏れず移動手段は激安バスFlixbusです。

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フランクフルト中央駅

 

 

フランクフルトといえば、

ヨーロッパの経済の中心地。

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旧ユーロタワー前

 

欧州中央銀行をはじめとして挙げきれないほどの金融機関が密集する地域でヨーロッパの都市としては珍しく高層ビルが立ち並ぶ街です。

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ビルいっぱい

 

第二次世界大戦の時に爆撃で甚大な被害を受けているようで、アルトシュタット(直訳で古い街)という地区もあるにはあるんですが友達はノイェスアルトシュタット(直訳で新しい古い街)と呼んでいました。

 

個人的に煉瓦造りよりもビルの方が好きなので面白い景色でした。

今の人間が生きる為に格好つけずに作ったリアルな街っていう感じ。

必要なものができて、必要なものが残って、汚くあるべき場所が汚されて、美しくあるべきものが磨かれた、不恰好でアンバランスな街並みにそんなリアリティを感じました。

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晩御飯はカフェという名の何でも屋さんに入ってこの辺でメジャーなビールを飲みました。なんかパンみたいな味。濃い。

 

ここから旅の話関係なくなるんですけど、友達と夜ジブリ映画を二本も見ました。

なんでここにきてまでって話ですけど。

もののけ姫の冒頭のセリフ暗唱するような変なやつなんです、許してやってください。

 

彼とは就活、恋愛、政治、下ネタ、、、本当にいろんな話をするんですけど、今回なぜか一番印象に残ってるのが、「耳をすませば」の感想でした。

 

「夢を追う若者が身を削って努力して、最終的に帰着するところが『勉学』というのが深い」

 

だから何ってことでもないけど、彼が目をつけたこの着地点がゆらゆらとなんとなく自分のなかに漂っています。

 

学校は離れましたが勉強はします。

 

僕は人でいる為に常に信仰の対象を探しています。

そしてそれは何かを知るたびに少しずつ移り変わります。

 

信仰が人を人たらしめる手がかりだとするならば、勉強は人であることを追求する行為かもしれません。

 

今のうちにフランクフルトに行けてやはりよかったです。

またどこかに行ったら、記事にします。

 

 

帰りたい帰れない さよなら カントリーロード

 

 

 

 

 

お後がよろしいんとちゃいまっかの。